ノラネコの部屋

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フケかゆみを防止するシャンプー、洗い方。頭皮を守る方法


フケかゆみの真実

電車の中で、スーツの肩をフケで
真っ白にしているサラリーマン

・・・たまに見かけますが・・・。

そこまで酷くなくても、
フケや頭皮のかゆみに
悩まされている方はかなり多いと
思います。




また、洗髪の頻度も、

毎日洗ったほうがいい

という方と

間を開けたほうがいい

派で意見が分かれていて、
いったいどっちが正しいの?
と、混乱している方もいます。

そこで、フケやかゆみを止める
洗髪の真実に迫りたいと思います。

フケを止めるのは無理? フケとは

フケとは、頭皮の角質層が剥がれて
出来る、白い老廃物。
いわば、頭皮の垢です。

人間が生きている限り、
新陳代謝によって皮膚は生まれ変わり、
古い皮膚は老廃物になって行く訳
ですから、フケは生きている限り、
永久に発生し続けます

ですから、フケを止める、とか、
フケを無くす、という発想は、
そもそもあり得ない話です。

よく、フケ・かゆみを止める
などと書いてあるシャンプーが
売られていますが・・・。

垢を止める石鹸、というものが
あったら、おかしいと思いますよね?

むしろ、新陳代謝が活発であれば
あるほど、垢もフケも発生する、
とも言えるわけです。

ただ問題は、不必要に、本来なら
防げるはずのフケが大量発生する
というケース。

また、頭皮のかゆみに悩まされる、
という場合も、対処が必要になります。

そして、大量のフケやかゆみの多くは、
普段の生活で防いで行く事が
出来る訳です。

フケが大量発生する訳~2つのフケ原因

上に述べたように、フケは、
剥がれ落ちた頭皮の角質層、です。
頭皮を活性化する為には、

古くなった角質層はむしろ
落ちてくれたほうがいい
訳ですが、

進まなくてもいい老化が進んで
剥がれ落ちているのだとしたら、
それは問題です。

そして、頭皮の老化が進んでしまう
原因のひとつに、
頭皮の乾燥
があります。

頭皮の皮脂が失われ、乾燥してしまう事で
角質層が剥がれやすくなってしまいます。

空気が乾燥する冬場や、
加齢による肌の乾燥などに注意する必要
があります。

また、

また、逆に、皮脂の過剰分泌

という場合もあります。

過剰に皮脂が分泌されることで、
皮脂が頭皮を覆います。
これが、毛穴を塞いで、抜け毛の原因に
なったりまします。

過剰分泌は、頭皮の乾燥と反対の現象ですが、
乾燥した頭皮を守ろうとして皮脂が過剰分泌
するケースもありますので、
根っこには頭皮の乾燥が原因としてある場合も
考えられます。

また、酸化した皮脂が嫌なニオイを
発生させることもあります。

更に、過剰分泌した皮脂は、
常在菌である「マラセチア菌」の絶好の
餌になります。

このマラセチア菌が異常繁殖すると、
頭皮の炎症や痛みを引き起こし、
フケも増加させてしまいます。

乾燥で発生するフケは、
ぱらぱらと細かいフケが多く、

皮脂の過剰分泌で発生するフケは、
しっとりと重く、大きなフケが多いです。

まずは、自分のフケの原因がどちらなのか、
自分はどのフケタイプなのかを、
しっかり見極めましょう。

フケかゆみを止める洗髪
その0:頻度

フケ・かゆみを防ぐために、
洗髪の頻度は多いほうがいいのでしょうか?

答えはNOです。

特に、フケを気にしすぎて、
一日に複数回洗髪をするという方は、
今すぐ止めたほうがいいです。

例えば、調理場などで一日何度も
お皿を洗う仕事をする方は、手袋を
していると思います。

素手で何度も水を使うと、
手荒れを起こしてしまう
からですね。

頭皮も同じで、
あまりにも頻繁に洗髪をすると、
頭皮がむしろ荒れて、
フケが増加する
というケースすらあります。
乾燥型のフケの方は特に、
洗いすぎに気をつける必要があります。

湿性のフケが多い方は毎日1回、

乾燥型のフケが多い方は、2日に1回

程度の洗髪頻度にしておいた方が良いでしょう。



フケかゆみを止める洗髪
その1:予洗い

いきなりシャンプーで頭を洗っても、
フケはしっかりとは落ちません。

手を洗う時も、いきなり石鹸を付ける
よりも、まずある程度お湯をなじませてから
石鹸で洗ったほうが洗浄効果は高い
ですよね?
それと同じです。

また、乾燥している頭皮をいきなり
ゴシゴシしても、頭皮を痛めるだけです。

まずはただのお湯で、しっかりと
頭皮を温めて、お湯をなじませるつもりで
マッサージするように予洗いをします。

この時、髪を洗うだけでなく、
頭皮をしっかりマッサージするのが
ポイント。

指の腹をしっかり頭皮に当てて、
毛穴を開いたり閉じたりして
マッサージするような感覚
洗いましょう。

シャンプーを使わなくても、
お湯だけでも充分汚れが落ちますし、
この後のシャンプーの泡立ちが
良くなります。

フケかゆみを止める洗髪
その1:シャンプー

シャンプーによっては、
洗浄力が強すぎるものがあります。

皮脂は頭皮にとっては必要な存在
でもあるのですが、
このシャンプーによって皮脂がごっそり
落とされてしまうと、
頭皮は失った皮脂を補充しようと、
更に皮脂を分泌します。

特に湿性のフケの場合、
フケを落とそうとして念入りに
洗髪すればするほど、
皮脂が過剰分泌されてフケが増える
という逆効果すらあり得るのです。

ですから、フケを防止するためには、
皮脂を落としすぎない、
アミノ酸系のシャンプーが
おすすめです。

そして、2回に1回は、
お湯だけの洗髪に留めて頂いても
良いかもしれません。

 

フケかゆみを止める洗髪
その2:トリートメント

トリートメントはフケかゆみの原因になる
という話があります。

これは半分正解で半分間違いです。

トリートメントがフケの原因になる
訳ではアリません。

ただ、トリートメントに含まれている
シリコンがフケの原因になると言われているんです。

シリコンが、毛穴を塞いで頭皮の環境を
崩してしまうんです。

え?
私はノンシリコンにこだわっているから大丈夫?

本当ですか?
本当にノンシリコンですか?

それって、ノンシリコンシャンプーですか?

本当に、リンス・トリートメント・整髪料
全てノンシリコンですか?

同じシリーズでも、
シャンプーはノンシリコンなのに、
リンスはシリコン入り
なんていうケース、ありますよ?

実際、
「フケかゆみ 止める シャンプー」
で検索する人は凄く多いのですが、
「フケかゆみ 止める リンス」
で検索する人はほとんどいません。
いかに多くの人が勘違いしているか、ですね。

ですから、
ノンシリコンのトリートメントを選ぶ。

これが理想と言えば理想。

それが難しければ、

トリートメントが頭皮に付かないように気をつける。

ということです。

まあ、完全には難しいですが・・・。
頭皮に付かないように、純粋に髪の毛だけに
トリートメントが付くように意識して下さい。

フケかゆみを止める洗髪
その3:リンス

この場合のリンスは、髪に付けるリンスではなく
すすぎ、の話です。

フケが出てしまう原因として無視出来ないのは、
すすぎの失敗。
失敗というか、不十分なすすぎ、なんです。

シャンプーの界面活性剤とか、トリートメントが
地肌に残ったままになっているくらいなら、
もう、
洗わない方がマシ
です。

トリートメントは髪に残し、地肌には残さない。
シャンプーはとにかくきっちり落とす。

髪を洗うよりも、流す方に力を注ぐ
ということですね。



フケかゆみを止める洗髪
その4:ドライヤー

特に乾燥型のフケの場合、
頭皮の乾かし過ぎに注意、です。

手足や顔の肌は保湿保湿と気にするのに、
頭皮の保湿はあまり考えずに、
乱暴にドライヤーで乾かしてしまう人がいます。
勿体ないです。

しっかりとタオルドライして、
ドライヤーは最小限にしましょう。

この時、タオルは、マイクロファイバーが
おすすめ
吸水力が全然違います。

フケかゆみを止める洗髪
番外編:オイル

上に挙げたように、
頭皮の乾燥がフケを呼ぶ要因の一つです。

また、頭皮の常在菌が繁殖することで
フケが増える事もあります。

そこで、頭皮の環境を良くする方法として
オイルを使ったマッサージをご紹介します。

おすすめのオイルは、
オリーブオイル
あるいは
ココナツオイル

いずれも、シャンプー前に行ないます。

ごく少量(100円玉大)を手に取り、
頭皮をマッサージするように擦り込みます。

出来ればシャンプー前に実施し、30分ほど
蒸しタオルを頭に巻いて放置します。

後はいつものように洗髪します。

オリーブオイルやココナツオイルは
抗酸化作用がありますので、
雑菌の繁殖を抑制する効果もありますし、
ビタミンEなどの栄養素が豊富で、
頭皮の血行も促進します。

また、皮膚への親和力が高いので、
皮膚に浸透し、保湿する効果が
期待出来ます。

毎日でなくても、たまには
ちょっと一手間掛けたオイル洗髪など、
いかがでしょうか?