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うつ病を治す気が無いように見える家族がいる場合の、考え方2つ

2017年04月24日

うつ病を治す気が無いように見える家族がいる場合の、周囲の考え方

うつ病患者を家族に持つ方々の戸惑い

 

患者数が100万人を超え、

うつ病は現代では特別なものではない、

という時代ですが…。

 

家族や知人にうつ病患者を抱え、

困っている方々の声をよく耳にします。

 

揶揄するように話す方、

深刻に悩んでいる方、

悩みの形態は様々ですが、

「本人にうつ病を治す気がない」

という声を聞く事も多いです。




 

私自身、うつ病になった経験から言うと、

2つのパターンがあると思います。

そして、家族の接し方によっては、

状況はさらに悪化してしまいます。

 

医師の目線ではなく、

今にして思えば、家族にこう接して欲しかったかな?

という私自身の経験を整理してみたいと思います。

 

うつ病を治す気が無いように見える家族がいる場合の、周囲の考え方

うつ病とは知らないうつ病患者が数多くいる

 

うつ病患者が100万人と書きましたが、

これはあくまでもうつ病と認定?された件数で、

隠れうつ病は、その何倍もいるかもしれません。

 

うつ病と言うと皆さんはどんな症状を想像しますか?

一日寝ていて布団から起きだせない

とか、

自殺を考える、

とか

仕事が出来なくなる

とか、ではないでしょうか?

 

でも、実際にはうつ病の症状って、

意外に多岐にわたるんです。

 

例えば、

頭痛。肩こり、といった身体症状。

布団から抜け出せないのとは逆に、

いつまでも眠れなかったり、

夜中に目が覚めてしまったり、

倦怠感や疲労感が酷かったり、

新聞やテレビの内容が頭に入らなくなったり、

同じことを何度も言う、なんていう方もいました。

特に、人の欠点を何度も何度も指摘し続ける、

とか、

空気を読まずに思ったことを言ってしまう、

というケースもありました。

 

もちろん、うつ病だけでなく、

アスペルガー症候群など、

他の原因が複合的に影響しているケースもあるでしょう。

 

こうなると、

うつ病と断定しにくい症状も沢山あるわけです、

周囲から見ると明らかにうつ病と思えるようなケースでも、

本人の自覚症状としては、

単に疲れている、とかで済ませてしまう、

という事も多々あるわけです。

 

あるいは、それがうつ病から来るものとは

思わない場合もあります。

 

本人がうつ病という自覚が無ければ、

治そうとするわけが無いです。

 

仮に、医師の診断を受けたとしても、

どこからどこまでがうつ病の症状なのかを、

本人が理解していない場合もあります。




 

うつ病を治す気が無いように見える家族がいる場合の、周囲の考え方

うつ病になりたくない

 

うつ病と本人が気が付いていない場合がある、

と書きました。

しかし、多くの場合は、なんとなく自覚はしているものです。

 

ただ、うつ病になっている自分を認めたくない。

というケースも多いと思います。

 

うつ病になる人は、

責任感が強く、

物事を真面目に考え、

あるべき姿をきちんと描く方

に多い、という話もあります。

 

そういう人は、

うつ病になった自分を認められないです。

うつ病=人生の負け組、

みたいに私は思っていました。

だから認める事が出来ませんでした。

 

これに対して、

家族がうつ病じゃないの?

等としつこく言ったり、

医者に無理やり行かそうとしても、

それは逆効果でしょう。

 

治そうという気力があるうちは、

まだうつ病ではない、

とも言えます。

 

治す気になれないから、うつ病なんです。

 

でも、責任感が強い人は、

自分の心の不調を治そうとします。

 

自分のあるべき姿を自分に課して、

何とかしようと頑張り、

それが結果的にさらに自分を追い込み、

うつ病を悪化させます。

私の場合はまさにそうでした。

 

頑張って頑張って、

それでもだめで、

とうとう、自分の状況を認めざるを得なくなった。

 

もしもその過程で、

家族からとやかく言われたらどうでしょう。

心のバランスはさらに悪化し、

治るものも治らなくなってしまいます。

 

よく、「うつ病患者に頑張れと言うな」と言われます。

本人はすでに頑張っている訳です。

頑張って結果が出ないところに頑張れと言われたら、

どうしていいか分からなくなりますよね?




 

うつ病を治す気が無いように見える家族がいる場合の、周囲の考え方

状況を共有する

 

うつ病の改善に向けて家族がすべきことは、

状況の共有、だと思います。

 

とは言え、

うつ病であることを本人と共有する必要は、

無い、と考えています。

 

そうではなく、

本人がうつ病になった経緯の状況や、

現在の体調の状況を共有するのです。

 

あなたの家族がうつ病であると疑われる時、

その原因がどこにあるか知っていますか?

 

仕事のストレス?

だとしたら、どんな仕事のどんなストレスが、

どんな風に重なったのか、

本当に知っていますか?

 

これらを、尋問や詰問ではなく、

聞いてあげる事が必要だと思います。

 

上から目線で聞いたらダメです。

そして、聞いた事にアドバイスをせず、

共感してあげることです。

 

「上司にこんなことを言われたんだ」

と言われた時に、

「その上司もあなたのことを思って言ったのよ」

とか

「そう言われる原因はあなたにもあったんじゃないの?」

とか

「こうすべきだったよね」

などと言うのは、最悪です。

 

まずは、勇気を持って肯定してあげましょう。

「なにそれ?そんなひどい事言われたの?

それはひどいねー」

と、繰り返すだけでいいと思います。

 

本人を否定せずに聞いてあげれば、

きっと、さらに口を開いてくれるはずです。

 

うつ病になると、本人は自分を肯定出来なくなります。

何か問題が起きたのは、自分のせいだ。

と思い始めます。

自分は価値のない人間だ

と考えます。

 

しかし、自分の考えや意見に同意してくれる人がいれば、

自分を肯定し始める事が出来ます。

 

なんで仕事に行かないの?

ではなく、仕事に行けない、というきつい状況に

共感してあげましょう。

 

そして、通院させるのは、

うつ病の診断をして貰うとか、

うつ病の治療をするというよりも、

眠れない

とか

疲れやすい

といった症状の治療に行く、

というスタンスが大切だと思います。

 

うつ病を治す気が無いように見える家族がいる場合の、周囲の考え方

気持ちよく生きる

 

うつ病というのは、

いってみれば、気持ちよくない状況、です。

 

だから、心や体が、少しでも気持ちよくなる事を

心がけましょう。

 

家族が、ではなく、本人が、です。

 

先日テレビで、ふくらはぎをマッサージしてうつを治す、

という方法を紹介していました。

 

椅子に腰かけ、

片方の足をもう片方の足の上に乗せます。

ふくらはぎを膝でこするように、

上に乗せた足を上下させる。

 

たったこれだけの運動ですが、

やってみると確かに心地良い。

シンプルだけど効果的な方法だと思いました。

 

うつ病になると、

自分が楽しいと思った時間を忘れてしまいます。

楽しいことをしようと思う気力自体が、

そもそも無くなってしまいます。

 

でも、どんな時に楽しかったのか、

家族なら分かりますよね?

少しずつ、楽しいことを増やして行きましょう。

そして、今現在の本人の状況を、

それはそれとして肯定してあげましょう。