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冷え性対策グッズに頼らず冷え性を治す! 男性も冷え性には注意


冷え性とは

冬は勿論、夏でも、四季を通して
冷えに悩んでいる方は多いです。




単なる冷えと言っても侮れません。
体温が1度下がるだけで免疫力が30%下がる
とか言われていますから、

冷えこそ万病の元

と言えるのではないでしょうか。

冷え性は女性に多いと言われています。
70%は女性です。

一般的に女性に冷え性が多いのは、
筋肉が少なく熱を作り出す力が
弱い、ということが原因ですが、
冷え性の原因は筋肉だけでなく、

自律神経の乱れ

生活習慣

運動不足

食生活

更年期障害

など、多岐に渡ります。

ということは、
男性でも冷え性になる環境は
いくらでもあるということです。
男女を問わず、冷え性対策は
大切です。

冷え性の原因と症状

冷え性とは、血行不良により
身体の特定部位に冷えを感じる症状を
言います。
また、その冷えからもたらされる
不快感、頭痛や不眠なども、冷え性の症状
といえます。

冷えは、特に手足など、末端の冷えに悩んでいる
という方が多いようですが、

下半身全体が冷える

とか

内臓が冷える

といったケースもあります。
冷え性の原因

冷え性で末端が冷えてしまうのは、
血流が不足するからです。

何故血流が不足するかというと、
寒気など、外的要因で身体が冷えて来た時に
身体を守ろうとして、主要部位である内蔵に
血流を集中させようとする、
人体の防衛反応が働くから、です。

心臓をはじめとする内蔵の血流を増やして
体温を上げる為には、末端の血管を絞って
末端に行く血液を制限する、という仕組みですね。

客観的には、外部の寒気に晒された時に
血管は収縮するのですが、手足などの末端の、
毛細血管しか走っていない部位は、
その影響を受けやすいという事です。

間違いだらけの冷え性対策

一般に、冷え性対策というと、

保温

を考える人が多いと思います。
しかし、実はこれが

逆効果

である場合があります。

それは何故か?

人間の身体というのは非常によく出来ていて、
そもそも、
自分の体温を一定に保とうとする働き
があります。

だからこそ、外気が冷えている時に、
体温を保とうとして血流を内蔵に集める訳です。

ということは、
冷えを改善しようとして
過剰に厚着をしたりすると、
身体の反応としては、今度は逆に
身体を冷やそうとする
訳です。

温めれば温めるほど冷え性が進む
という悪循環すら考えられる訳です。

例えば、
身体を温めようとしてお風呂に入る
とします。

風呂に入っている間は当然体温は
上がります。

しかし、体内では、急激に上がった体温を
何とか元に戻そうと必死に抵抗する
訳です。
それが、発汗といった作用に現れます。
風呂上がりの発汗の処理を間違えると
冷え性が悪化する
可能性すらある訳です。

冷え性対策グッズの考え方

冷え性対策で大切なのは、
冷え性グッズ
ではありません(笑)。

その場しのぎで厚手のソックスを履いたり
するだけでは、本質的な改善にはならない
からです。

上述しましたが、厚手のソックスを履いて
足が汗をかいたりしたら最悪です。
だって、足は発汗することで必死に
体温を逃して冷やそうとしているわけ
ですから。

しかも、冷え性は、症状としては末端に
出ても、根本原因は全身の働きにある
訳ですから、
末端だけを温めるグッズを使っても
本質的な改善は期待出来ない事が
多い訳です。

グッズの全てを否定はしませんが、
ソックスやショール、手袋などは、
冷え性を改善するというよりも、
一時的に寒さを和らげる
という最低限の機能を求めるのが良いでしょう。
また、内蔵温度を高める為に末端の血流を
抑えているということを考えると、
症状の出ている手足を温めるだけでは
不十分で、内臓をしっかり温める事を
優先すべきです。

冷え性はどうやって改善したら良いのか

冷え性を改善するためには、全身の体質改善が
必要です。

勿論、外的環境を整える必要はあります。
例えば、エアコンの効きすぎたオフィスなどは
その最たるものです。
しかし、エアコンの効きすぎたオフィスにいる人
全員が冷え性に悩まされる訳ではなく、
「ちょっと寒いなー」くらいで終わってしまう人も
いるわけです。




ですから、エアコンの効きすぎたオフィスなど
にいる場合に、ショールなどで自己防衛する事
は大切ですが、それ以上に、冷え性に
悩まされない体質作りが大切という事です。

冷え性に悩まされない体質とは

一言で言えば、熱を作り出せる力が豊富にあり、
血流が活発な体質
ということになります。
体質を改善するには勿論、時間が必要です。
ですが、実行してすぐに効果を感じられるものも
ありますから、出来るところから、
少しづつ実行して行きましょう。

冷え性に悩まされない体質作り
その1:食べ物

食べ物には、身体を温める食べ物と
冷やす食べ物があります。
身体を温める食べ物の例
にんにく
生姜
レンコン
にんじん
ねぎ
ゴボウ
かぼちゃ
にら
りんご
ぶどう
もも
など

身体を冷やす食べ物の例
レタス
キャベツ
トマト
きゅうり
なす
バナナ
マンゴー
パイナップル
など

大雑把に言えば、
根菜類は身体を温めるものが多く、
南国で採れる果物などは身体を冷やすもの
が多いです。

冷え性に悩まされない体質作り
その2:運動

冷え性の原因は、
そもそも体内に充分な熱が無い
場合と、
熱が末端まで行き渡らない
場合があります。

特に前者の場合、外的に
熱を入れないと、なかなか身体は
温まりません。

では、体内で熱を作り出せる人と
あまり作れない人の差は何でしょうか?

単純に言うと、それは筋肉の差
体内において、筋肉は熱を作り出す
という役割を持っています。

よく、筋トレをすると筋肉が
付いてしまうからといって
筋トレを嫌うダイエッターがいますが、
これは逆です。

筋肉がカロリーを消費して熱量を産む
から、痩せるわけで、
筋肉が極端に少ないと痩せる事も
出来なくなります。

ですから、ダイエット中の方も、
冷え性を改善するためには、
筋肉を動かした方がいいです。

おすすめは、スロースクワット

足を肩幅くらいに開き、
ゆっくりと腰を落として行きます。
そして、太ももが地面と並行くらいに
なったら再びゆっくり戻します。
これを5~10回。

一日の生活の中で、気がついたら
スクワット。

もう一つは、つま先立ちです。
ゆっくりとかかとを上げ、2~3秒
キープしたらまたゆっくりと戻す。

筋トレというと、腕立て伏せのような
運動を想像するかもしれませんが、
たとえ手が冷えている方であっても、
冷え性改善の為に動かすべきは、
まずは下半身の筋肉です。
特にふくらはぎは、第二の心臓
呼ばれるほど、血流を左右する
ポンプの役割を持っています。
ふくらはぎの動きを是非意識
しましょう。



冷え性に悩まされない体質作り
その3:入浴

シャワー生活の方はいますぐ止めて、
入浴生活にしましょう。

お風呂は、手っ取り早く熱量を
補給出来る優秀な手段です。

ただし、上述したように、
人間の身体は、体温を一定に
保とうとする機能がありますから、
お風呂に入ると、身体は体温を
下げようとします。

ですから、正しい入浴をしないと
逆効果になってしまいます。

冷え性を改善する入浴法は
色々ありますので、別記事で詳しく説明します。